カエル動画図鑑


ムーアアメガエル




和名:ムーアアメガエル
学名:Litoria moorei
英名:Western Green and Golden Bell Frog
分布:オーストラリアの南西
全長:70mm
えさ:節足動物

ムーアアメガエルは魅力的なカエルである。体は大きく頑丈で、頭部は三角形。体色はたいていライムグリーンで、茶色のまだら模様がついている。手足についている木登りをするための吸盤はとても大きい。後ろ足は強靭であり、水かきが発達している。

生息地としては、沼地や水路のような湿った場所が好まれる。また、民家の裏庭の池などで発見されることもあるようだ。夜間に、羽のはえた昆虫や、地上を動き回るアリやカブトムシなどをエサにして食べる。ムーアアメガエルは樹上性のカエルなのだが、あまり高く木登りをすることはない。せいぜい1、2メートルの高さの植物や低木、あるいはレンガの壁や建物の窓などによじのぼるだけだ。近縁種にはオーストラリアの東部に生息するキンスジアメガエルがいるが、本種はキンスジアメガエルほどは減少していないようだ。

繁殖は春から夏にかけてであり、雨が降ったあと行われる。オスは幾夜にわたって、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。鳴き声はとても特徴的で、「オートバイのギアを変えたときのような音」がすると言われている。そのため、英名には「Motorbike Frog」という別名もある。オスはつがう相手が見つかると、抱接がはじまり、メスは卵を水場に産卵する。卵は水中に生えている植物にくっつけられる。オタマジャクシはこげ茶色をしていて、80mmの大きさにまで成長する。たいてい、水草の間などに隠れてすごし、群れを作って生活する。

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