カエル動画図鑑


ヤエヤマハラブチガエル


和名:ヤエヤマハラブチガエル
学名:Rana psaltes
英名:Yaeyama Harpist Frog
分布:日本
全長:44mm
えさ:昆虫、節足動物

体色は赤褐色や黄土色である。吻の先端から鼓膜の後ろにかけて、こげ茶色になっている。背中とわき腹の色がはっきりと異なる。腹部は白色。体のサイズや体色は雌雄であまり違いはない。目の後ろに大きな鼓膜がついている。後ろ足の水かきはあまり発達していない。

ヤエヤマハラブチガエルは沖縄県の西表島と石垣島に分布する。渓流付近の森林や池のまわりに生息している。本種の鳴き声は、野鳥のオオクイナの鳴き声と間違えられることがあるようだ。

繁殖の時期は8月から11月までである。雌雄のどちらか、あるいは両方が水場周辺の泥に穴を掘って、メスはその穴の中に卵を産卵する。卵の数は数十個程度なので比較的少ない。雨水によって、孵化したオタマジャクシは近くの水場に流されていく。

類似種


・台湾には本種とよく似たハラブチガエルがいるが、本種のほうが体のサイズが小さい。
・同地域に分布するサキシマヌマガエルとは鳴き声が異なる。

ミナミヒョウガエル ヤクシマタゴガエル



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