カエル動画図鑑


トウキョウダルマガエル


和名:トウキョウダルマガエル
学名:Rana porosa porosa
英名:Tokyo Daruma Pond Frog
分布:日本
全長:85mm
えさ:昆虫、節足動物

体色は緑色や灰褐色や茶褐色など、個体ごとにさまざまである。背中には黒色の斑点が散らばる。腹部は白色である。トウキョウダルマガエルは中型のサイズのカエルであり、トノサマガエルに似ているが、手足が少し短い。

トウキョウダルマガエルは本州の関東平野から仙台平野、また、長野県や新潟県、北海道の一部に分布している。
生息地は池や沼地、河川など。水田のまわりにいることが多い。

繁殖の時期は4月から7月までである。オスは縄張りをつくり、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。また、自分の縄張りに他のオスが入ってくるとすぐさま撃退する。本種の場合、縄張りをもたないオスもするようだ。そういうカエルはどのようにメスとつがうのか?というと、ほかのオスがひきつけたメスを横取りするのである。また、ほかのカエルの縄張りをそのまま略奪することさえある。こうした行動は本種に限らず、別のカエルでも発見されつつあるようだ。

繁殖地は池や田んぼなどにあるよどんだ水溜りである。流れのゆっくりした用水路が産卵に利用されることもある。メスは1000個以上の卵を産卵する。オタマジャクシが変態して小ガエルになるのには一ヶ月半くらいかかる。

類似種


トノサマガエルと似ているが、本種の背中の黒色の斑紋は独立している。一方、トノサマガエルの背中の斑紋は連続してついている。

テングアフリカアカガエル トノサマガエル



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