カエル動画図鑑


スズガエル




和名:スズガエル(チョウセンスズガエル)
学名:Bombina orientalis
英名:Oriental fire-bellied Toad
分布:朝鮮、中国、ロシア
全長:50mm
えさ:カブトムシ、アリ、ミミズ、カタツムリ

ペットとして人気のあるカエルである。スズガエルには、「Oriental fire-bellied Toad」の英名があり、“Toad”の名前がついているが、ヒキガエルではない。スズガエル科のカエルだ。スズガエルの背中は無数のイボで覆われており、外見がヒキガエルに似ていることから、“Toad”の名前がついているのだろうと思われる。背中の色は緑色であり、大きな黒色の斑紋がまだらについている。腹部の色は赤色と黒色であり、腹側と背中側でコントラストをなしている。

水生のカエルで、湖や池、小川などの比較的流れのゆるやかな水場に生息している。スズガエルは、水温が暖かい時期に活発になる。背中のイボからは毒が出る。カラフルな体色は、捕食動物に対する警告色になっている。10月から3月まで冬眠を行なう。冬眠に選ばれる場所は、堆積した落ち葉や、倒木の下などである。

毎年、五月から八月までが繁殖の時期だ。繁殖の際に、スズガエルの雄の前肢には婚姻瘤ができる。オスは昼夜を問わず鳴き声をあげ続けて、メスをひきつける。スズガエルの鳴き声は、あひるの鳴き声に似ている。メスは一年で250個ほどの卵を産卵する。卵は1、2週間ほどで孵化する。オタマジャクシは水中の藻などを食べて成長していく。変態して成体になると、昆虫を食べるようになる。変態にまで要する期間は、2ヶ月ほどだ。

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