カエル動画図鑑


リオバンバフクロアマガエル


和名:リオバンバフクロアマガエル
学名:Gastrotheca riobambae
英名:Riobamba Marsupial Frog
分布:エクアドル、コロンビア
全長:60mm
えさ:カブトムシ

リオバンバフクロアマガエルは、吻のあたりが丸く、体全体はがっしりとしている。背中の皮膚はなめらかだが、腹部の皮膚はザラザラしている。手足は短く、手足の先には小さな吸盤がついている。オスはメスよりもやや小さい。このカエルの名前の由来は、メスの背中の後ろにある卵を入れるための袋からきている。この袋は繁殖の際に用いられる。

このカエルがいるのは、山地の草原や、畑の中や都市部の庭園などである。リオバンバフクロアマガエルは地上性であり、夜行性のカエルだ。昼間は石の壁の隙間などに隠れている。

繁殖の時期は一年中である。オスは一年のうちに何回でも繁殖をするが、メスは一年に一回しか繁殖をしない。繁殖は地上で行なわれる。繁殖のプロセスはちょっと変わっている。オスは精子が含まれた液体を、メスの背中の後ろにある袋のまわりに塗りつける。メスが卵を産卵すると、オスは卵を精液に浸しながら、メスの袋の中に入れる。こうすることにより受精がなされる。メスは一度の産卵で50個以上の卵を産む。卵は孵化するのに三ヶ月くらいかかる。卵が孵化する際には、メスは浅い水場に移動して、袋を開けて、そこからオタマジャクシが出てくる。メスは後ろ足を使って、すべてのオタマジャクシを袋からかき出す。オタマジャクシは半年以上かかって変態を終える。

ヨーロッパアマガエル リスアマガエル



HOME > アマガエル科 > リオバンバフクロアマガエル
inserted by FC2 system