カエル動画図鑑


キオビヤドクガエル




和名:キオビヤドクガエル
学名:Dendrobates leucomelas
英名:Bumblebee Poison Dart Frog
分布:ベネズエラ、ブラジル、コロンビア
全長:50mm
えさ:アリ、シロアリ、カブトムシ、コオロギ

キオビヤドクガエルの体色は黒と黄色の縞模様のあざやかな色合いになっている。メスはオスよりもやや大きく、太っている。足のつま先や指先の裏は粘着性になっていて、樹に登ったり、どこかの場所に止まったりしている状態を保つのを容易にしている。皮膚からは毒を分泌する。明るい体色は、天敵に毒をもっていることを警告するのに役立っている。この毒はキオビヤドクヒキガエルが、エサとして食べるアリからつくられるようだ。南米の先住民族はこのカエルの毒を、矢の先端に塗って狩猟に使った。

昼行性であり、葉っぱが生い茂る熱帯雨林の林床や、倒木や石の上などにいる。縄張りにこだわるカエルであり、自分たちの縄張りに侵入してくる動物に対しては激しく攻撃を加える。

繁殖の時期は2月から3月である。オスは繁殖地からメスを呼ぶ。オスの鳴き声は鳥の鳴き声に似ている。繁殖においては、メスは自分の子供の面倒を見ることはない。卵が産卵されるとすぐに、メスは自分の卵の管理をオスに任せる。オスは自分の口の中に卵を入れて、近くの水溜りまで運ぶ。その後、オスは卵を他の動物から守りつつ、また、卵が乾燥しないようにする。卵は2週間ほどで孵化する。

キイロフキヤガエル キスジフキヤガエル



HOME > ヤドクガエル科 > キオビヤドクガエル
inserted by FC2 system