カエル動画図鑑


キイロフキヤガエル




和名:キイロフキヤガエル(キイロヤドクガエル)
学名:Phyllobates terribilis
英名:Golden Poison Dart Frog
分布:コロンビア
全長:50mm
えさ:コオロギ、アリ、シロアリ、カブトムシ

キイロフキヤガエルは地球上で最も毒性の強い動物である。また、キイロフキヤガエルの毒はほかのヤドクガエルの20倍の毒をもつといわれている。コロンビアの先住民族は、このカエルの毒を吹き矢の先端につけていた。キイロフキヤガエルの名前の由来もここからきている。毒は彼らの食べるえさから作られるようである。そのため、ペットとして飼育していると、毒を体内にもたなくなる。また、明るい体色は、捕食動物に対して毒をもっていることを警告する役目を果たしている。キイロフキヤガエルは体色がヒイロフキヤガエルと似ている。異なる点は、キイロフキヤガエルの足は黒くないということである。手足には水かきはない。このカエルは、ヤドクガエル科のカエルの中では最も大きなカエルである。彼らがいるのは、コロンビアの太平洋岸の熱帯雨林である。熱帯雨林が減少していることもあり、このカエルの数も少なくなっている。

昼行性であり、地上性のカエルだ。また、ほかのヤドクガエルと較べると大胆な性質をもっている。また、群れをつくって行動するよりも、単独行動を好むカエルである。

メスは岩の下などの湿った場所に卵を産む。オスが受精をしたあと、オスは卵が孵化するまで面倒を見る。卵が孵化してオタマジャクシになると、オスはオタマジャクシを背中に載せて、より大きな水場に運ぶ。その水場でオタマジャクシは変態するのである。成体になるまでの期間は1年ほどのようだ。

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