カエル動画図鑑


ヒメキスジフキヤガエル




和名:ヒメキスジフキヤガエル
学名:Phyllobates lugubris
英名:Lovely Poison Frog
分布:パナマ、コスタリカ
全長:24mm
えさ:昆虫

背中は黒色をベースにしていて、その上に黄色やオレンジ色の幅の広い線が吻の先から背中の後ろのほうまで伸びる。また、吻の先端から白色の線が前足のつけねまで伸びている。体色と目の色が同じ黒色なので、目の位置を確認するのが難しい。背中の皮膚はちょっとザラザラしている。頭部は長く、吻の先端は丸みを帯びている。手足には水かきは無い。オスの足には婚姻瘤が発達し、オスはメスよりも前足が強靭である。

ヒメキスジフキヤガエルは昼行性のカエルであり、森林の林床の落ち葉の上に生息している。体の色は派手でとても目立つが、この色は警戒色としての役割を果たしている。つまり、天敵に対して皮膚に毒をもつことを知らせることができるのだ。

繁殖は雨季の間に行われる。周囲に植物がたくさん生えた水場が繁殖地に選ばれる。オスはメスをひきつけるために鳴き声をあげる。オスはつがうメスがみつかると、雌雄は協同して落ち葉の上に産卵のための巣をつくる。その後、メスは卵を産んで、オスはその卵に受精をする。卵が孵化してオタマジャクシになるまでは2週間ほどかかる。オスは孵化したオタマジャクシを背中の上にのせて水場まで運搬する。オタマジャクシの大きさは2センチほどである。

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