カエル動画図鑑


アマガエルモドキ


和名:アマガエルモドキ
学名:Hyalinobatrachium fleischmanni
英名:Fleischmann's Glass Frog
分布:メキシコ、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、ギアナ
全長:32mm
えさ:無脊椎動物

アマガエルモドキは、その名前が示すようにアマガエルに似ている。アマガエルと異なる点は、目の向きであるといわれている。アマガエルモドキの目の向きは前方を向いている。また、皮膚が半透明であるために、内臓が外から見える。体は平らであり、丸い吻をもっている。手足は大きく、木登りに役立つ吸盤が発達している。鼓膜は外からは見えない。

夜行性のカエルであり、日中は木の葉の裏などに隠れていたり、水面の上にいたりする。

繁殖の時期になると、オスは森林の中にある渓流に生えている植物の葉っぱの上から鳴き声をあげる。また、高度な縄張り性をもっているのも、このカエルの特徴だ。オスは繁殖地である縄張りに別のオスが侵入してくると、警告のために鳴き声をあげる。オスは、鳴き声をあげるだけではなく、時には、腕力によって別のオスを攻撃することもある。メスはオスを選び、抱接が開始される。メスは30個ほどの卵の入った塊を産卵する。

ハエがアマガエルモドキの卵の塊の上に産卵することもある。そうなると、ウジがカエルの卵の塊の中で成長し、孵化する前のカエルの卵を食べてしまう。また、カエルの卵は菌に感染することもある。かなり多くの卵がウジムシや、菌の感染によってオタマジャクシになる前に死滅してしまうのである。

ミダスアマガエルモドキ



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