カエル動画図鑑


ヤマアカガエル




和名:ヤマアカガエル
学名:Rana ornativentris
英名:Montane Brown frog
分布:日本
全長:80mm
えさ:昆虫、節足動物

体色は赤褐色や黄土色など。同地域に分布するニホンアカガエルととてもよく似ている。背中やわき腹に暗色の模様が入ることが多い。目から背中にかけて線が走っており、この線は鼓膜の後ろで背中の中心方向に折れ曲がっている。(この線に着目すると、本種とニホンアカガエルとの区別がつきやすい。)頭部は幅広く、吻の先端はそれほど尖っていない。オスはあごの下に二組の鳴のうをもつ。

ヤマアカガエルは本州、四国、九州に分布するカエルである。平野や山地の森林、田んぼなどに生息する。和名のヤマアカガエルが示すように、山地で発見されることが多い。平地にみられることもあるが、ニホンアカガエルとくらべると個体数は少ない。

繁殖の時期は2月から4月である。エリアによって、繁殖期はずれるようだ。繁殖地に選ばれるのは、田んぼや湿地帯のよどんだ水溜りなど。メスは1000個以上の卵を産卵する。ニホンアカガエルと同じように、産卵後は休眠に入る。孵化したオタマジャクシは数ヶ月以内に変態して小ガエルになる。水温が低い場合は、それよりももっと短い期間で変態を終える。

類似種


ニホンアカガエル
エゾアカガエル

豆知識


ヤマアカガエルの学名「Rana ornativentris」は、“腹部に模様をもつ”という意味である。

ヤクシマタゴガエル ヨーロッパアカガエル



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