カエル動画図鑑


ワラストビガエル



和名:ワラストビガエル(ウォーレストビガエル)
学名:Rhacophorus nigropalmatus
英名:Wallace's Flying Frog
分布:インドネシア、マレーシア、タイ
全長:100mm
えさ:無脊椎動物

ワラストビガエルは、かなり大きなカエルである。手足には黒色の水かきが張っている。背中の色は鮮やかな緑色をしていて、脇腹は黄色である。

生息地は熱帯雨林の林冠である。手足の大きな水かきをつかって、空中を滑空することが出来る。水かきはパラシュートや、グライダーのような役目を果たすのである。また、手足の先には吸盤があり、空中を移動した後の着地をスムーズにしている。

繁殖のとき以外は、ワラストビガエルを発見することはあまりないだろう。抱接を行なう前に、メスは体から液体を出して、後ろ足でその液体をかきまぜて、泡の巣を作る。泡の巣は水溜りに張り出した葉っぱなどに作られる。その後、メスは泡の巣の中に卵を産んで、オスはその卵に受精をする。孵化したオタマジャクシは、泡の巣の下にある水場に落ちていく。

ワキモンアオガエル



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