カエル動画図鑑


トキイロヒキガエル


和名:トキイロヒキガエル
学名:Schismaderma carens
英名:Red Toad
分布:コンゴ、南アフリカ、スワジランド、タンザニア
全長:90mm
えさ:昆虫、節足動物

トキイロヒキガエルはやや大型のヒキガエルである。ほかのヒキガエルと比べると、背中のイボの数が少ないのが特徴的だ。体色は深みのある赤色。わき腹や腹部は灰色をしていて、ところどころに暗色の斑点がちらばる。鼓膜から後ろ足にかけて畝が走る。鼓膜そのものは大きくて丸い形をしており、目の大きさと同じくらいである。耳腺はもっていない。

トキイロヒキガエルが分布しているのは、アフリカの中央部と南東部である。さまざまな生息地に適応するカエルだが、主に亜熱帯の草原の地域に生息する。また、人間が居住するエリアや農業地帯にもみられる。地上性で夜行性のカエルであり、エサを求めて狩りをするのは夜間である。

繁殖の時期は夏である。大雨が降ったあとに、オスは水深の浅い水溜りに浮かびながら、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。メスはオスの鳴き声に反応して、繁殖地に入っていく。抱接の間、メスはヒモ状の卵のうを産卵し、雌雄は水場に入っていく。卵は水中の植物にくっつけられるようだ。卵が孵化し、小ガエルになるまでの期間は2か月ほどである。

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