カエル動画図鑑


ソバージュネコメアマガエル




和名:ソバージュネコメアマガエル
学名:Phyllomedusa sauvagii
英名:Waxy Frog
分布:ボリビア、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン
全長:100mm
えさ:無脊椎動物

ソバージュネコメアマガエルの体色は緑で、白い線が体のわきを走っている。腹部には白い斑点がある。吻はかなり短い。手足は長く、木登りをするための吸盤が発達している。

ソバージュネコメアマガエルは南米の熱帯雨林ではなくて、乾いた地方にみられるカエルである。野生では、木の上や茂みの中で発見されることが多いだろう。夜行性のために、夜になると木の上から降りてきて獲物を探す。ほかのカエルと比較すると、動作はゆったりとしていて、静かなカエルである。乾燥した地域に生息するために、ソバージュネコメアマガエルは独特の習性をもっている。自分の体の皮膚から、ロウに似た物質を分泌し、手足を使って体全体に塗る。この分泌物で皮膚を覆うことで、体が乾燥してしまうことを防ぐのである。

繁殖は雨の多くなる10月頃から始まる。繁殖の場所は、水場の上に張り出した植物の葉っぱなどである。抱接のあとに、メスはゼリー状の卵の塊を葉っぱの上に産卵する。卵が孵化するとオタマジャクシになり、葉っぱの上から水の中に落ちていく。オタマジャクシからカエルへの変態には数週間かかる。

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