カエル動画図鑑


植物


飼育ケージをセットする上で、植物は非常に重要である。自然の環境を飼育ケージ内で再現するのに、植物が一役買ってくれるからだ。緑があれば、見た目にも独特の雰囲気を醸し出してくれるだろう。また、カエルが植物の陰に隠れることもできるので、植物がシェルターの役割も果たしてくれる。



園芸店では様々な種類の植物が販売されている。本物の植物を入れてもいいし、人工植物でも大丈夫だが、植物を飼育ケージに設置する際にはいくつか注意しなければならない点がある。

本物の植物を使う場合


本物の植物を飼育ケージに設置するとき、どの植物を入れるかどうかであまり悩む必要はない。好みの種類の植物を選べばいいのである。ただ、トゲの多い種類の植物は避けたほうがいい。

植物を買ってきたら、飼育ケージに設置する前にやらなければならないことがある。植物は土を完全に落として、洗ってやること。その後、植物を飼育ケージ内に設置する。このとき、床材の土が安全で無害でなければならないことは言うまでもない。人工肥料や殺虫剤、その他の化学薬品が含まれていない土がのぞましい。植物が土を通して吸収した有害物質を、カエルが吸収してしまうこともありうる。



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※その他の注意点

植物は植木鉢に入れるか、飼育ケージ内の床材にそのまま植え込む。
植物は少なくとも三日に一度は霧吹きで水遣りをする。夏季にはこの頻度はもっと多くなる。
肥料や殺虫剤は用いないほうがいい。
飼育ケージ内に照明装置を設置していた場合、植物が成長していくと照明装置の付近にまで葉が伸びることがある。そうすると植物が照明装置によって引火することもあるので注意。

人工植物


人工植物を用いる場合、茎や幹の部分がプラスチックで覆われているものを選ぶようにする。針金やその他の鋭利な部分がむき出しになっているような人工植物は避けること。カエルが針金によって傷つけられることもあるからだ。人工植物を買ってきたら、ほこりや汚れ、そのほかの有害物質を完全に洗い落とす必要がある。

プラスチック製の茎だけでできているような人工植物の場合、小さなサイズの樹上性のカエルなら重量を支えることができるだろう。しかし、大きめのサイズのカエルの重量は支えられないこともある。しかし、茎が頑丈な人工植物なら、大きめのカエルの重量を支えることができる。

人工植物もいろいろあり、それぞれ異なった手触りをもつ。葉っぱがツルツルとして滑らかな人工植物もあれば、ザラザラとした質感のものもある。この葉っぱの質感によって、カエルが葉っぱの上にあまり登りたがらないケースもあるだろう。そのため、もしカエルがそれまで設置していた人工植物を嫌ったら、別のタイプを試してみるとよい。



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