カエル動画図鑑


脊椎動物


基本情報


背骨をもつ動物のことを脊椎動物という。脊椎動物には、人間や猿のような霊長類、両生類、爬虫類、鳥類、魚類などが含まれる。


概説


脊椎動物はこの地球上で長い歴史をもち、5億年以上前、すなわち、カンブリア紀の終わりから存在する。脊椎動物以外のほかの多くの生物たちは裸眼では見ることができないほど小さかったり、海底のような人間が居住しにくい環境に生息している。多くの脊椎動物は人間と共存していて、身の回りで容易に観察することが出来る。

またそれ故、人間は脊椎動物と生物学的、社会的、文化的、歴史的な結びつきをもっている。人間は家畜あるいはペットして、犬や猫、鳥などを飼いならしてきた歴史をもつ。また、移動手段として馬を利用してきた。それから、遠距離の通信手段としては伝書鳩などが利用されることもあった。また、ウシから乳を搾り取ったり、皮製品を製造したりもする。(世界の宗教の中には、ウシが神聖なものとされ、畏敬の対象とされることもある。)



脊椎動物と無脊椎動物を比較すると、脊椎動物の数は圧倒的に少ない。しかし、脊椎動物は体のサイズが大きく、可動性が高いので自然環境を支配する傾向がある。

脊椎動物の数の少なさの理由
脊椎動物はたいていの場合、無脊椎動物よりも体のサイズが大きい。そのため、脊椎動物は生活するための広い場所を必要とする。
脊椎動物の生息に適した環境には限界がある。たとえば、「温暖な海の近くに住むか」、それとも、「北極のツンドラ地帯に住むか」、どちらかを選ぶとしたら、温暖な海の近くを選ぶ人のほうが多いだろう。つまり、地上性の動物たちの多くは自分で棲む場所を決めることができるので、自然とより望ましいエリアに移動していく。

脊椎動物の頭脳、筋肉、骨格について


頭脳について
脊椎動物は高い知能をもっている。また、ほとんどの脊椎動物は非常に進化した神経系をもつ。人間と金魚の知能を比較して、どちらが頭が良いと比較してみても意味がない。だが、金魚とイソギンチャクを比較したら、金魚はずばぬけて頭がいいのである。


とはいえ、無脊椎動物の中にも例外があって、タコは無脊椎動物の中ではかなり頭のいい部類に入る。そして、いくつかの脊椎動物と同じくらい、あるいはそれ以上に賢い場合もある。



筋肉、骨格について
脊椎動物がもつ特色についてはずせないのは、脊椎動物が筋肉と骨格をもっているということである。動物の種類によっても構成要素は異なるが、筋肉があることによって、脊椎動物は効率的に動き回ることができて、また、複雑な動作も可能になるのである。



HOME > 用語集 > 脊椎動物
inserted by FC2 system