カエル動画図鑑


サンバガエル




和名:サンバガエル
学名:Alytes obstetricans
英名:Midwife Toad, Common Midwife Toad
分布:ポルトガル、スペイン、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス
全長:50mm
えさ:無脊椎動物

サンバガエルは、小さく、ずんぐりしたカエルである。頭部は大きい。鼓膜の後ろに小さな耳腺がある。背中には黒色や茶褐色のイボがある。また、鼓膜の後ろから後ろ足にかけて、赤色のイボが並んでいる。オスはメスよりも少しだけ小さい。

生息地には、池や小川などが好まれる。流れの速い渓流などには見られないカエルである。湿った草むらの中や、石の下、また小さな石がたくさんある堤防などにいることもある。夜行性のカエルであり、日中は穴の中に隠れている。夜になるとエサを求めて動き出す。サンバガエルがエサにするのは、昆虫やカタツムリである。

サンバガエルの一番の特徴はその繁殖の仕方にある。繁殖が開始される月は、場所によっても違うが、だいたい2月か3月であるようだ。オスはメスと抱接をしたあとに、メスが産卵した卵を自分の足にくっつける。オスは卵が孵化するまで、卵を足にくっつけながら運搬するのである。卵が孵化するのは約一ヶ月後である。オスは卵が孵化してオタマジャクシになると、水場にオタマジャクシたちを放す。

マジョルカサンバガエル



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