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カエルの種類
サバクアメガエル
和名:サバクアメガエル
学名:Litoria rubella
英名:Desert Tree Frog
分布:オーストラリア、インドネシア、パプアニューギニア
全長:オス、37mm、メス、43mm
えさ:ハエ、カブトムシ、クモ
サバクアメガエルは小さなカエルで、上からみると西洋梨のような形をしている。背中の皮膚はアマガエルにしてはザラザラしている。体色は変わりやすく、灰色や茶色、淡黄褐色などさまざまである。吻の先端から前足や背中にかけて、黒色の縞模様がついている。腹部はザラザラしていて白色だが、繁殖期にはオスの喉のあたりは灰褐色になる。こう彩は金をちりばめたような色をしている。前足にはわずかに水かきが張り、後ろ足は半分ほど水かきが発達している。
サバクアメガエルはオーストラリアの大部分と、ニューギニア島やインドネシアに分布する。(ただし、オーストラリアについては、南東部のビクトリア州をのぞく。)池や沼地に沿った森林や低木に生息する。このカエルは半樹上性であり、たいてい低木の上にいるのを発見されることが多いが、地上で鳴き声をあげていることもある。高温のときは、石や倒木、建物の下などに隠れて過ごす。天敵に襲われると、身をかがめて、体をふくらませて防御の姿勢をみせる。
繁殖は夏に雨が降ったあとに行われる。オスは水場の近くの草地から、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。オスが群れをなして鳴き声をあげると、耳をつんざくような音がするようだ。メスは300個ほどの卵をよどんだ水溜りに産卵する。卵は薄い膜状になって水面に浮かび、三日ほどで孵化してオタマジャクシになる。オタマジャクシは中型のサイズであり、円筒形の形をしている。水温にもよるが、オタマジャクシは遅くとも一ヶ月以内には変態して小ガエルになる。
類似種
インドネシアとパプアニューギニアに生息するユーレジマアメガエルと似ているが、本種のほうが手足が短い。また、背中の模様が両者はあきらかに異なる。
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