カエル動画図鑑


リュウキュウカジカガエル


和名:リュウキュウカジカガエル(ニホンカジカガエル)
学名:Buergeria japonica
英名:Ryukyu Kajika Frog
分布:日本、台湾
全長:35mm
えさ:昆虫、節足動物

体は小さくて、ほっそりとしている。本土のカジカガエルとくらべると、リュウキュウカジカガエルは半分ほどのサイズである。体色は赤褐色や黄土色、灰色など。目と目の間に、「T字型」の模様が入るが、これは本土のカジカガエルと重なる点である。手足の先端には吸盤をもち、後ろ足の水かきは発達している。

リュウキュウカジカガエルは南西諸島に分布するカエルである。本土のカジカガエルは山地の渓流に生息するが、本種の生息地は渓流から、山地の森林、民家の周辺、海岸までと幅広い。地上性のカエルだが、まれに低木や草の上に登ることがある。また、頻繁にジャンプをするのも本種の特徴である。リュウキュウカジカガエルの天敵には、同地域に分布するガラスヒバァやヒメハブなどのヘビがいる。

繁殖の時期は四月から九月である。繁殖地は、道路わきの溝や、雨が降って一時的にできた水溜りや、流れのゆるやかな渓流などである。

類似種


サキシマヌマガエルと似ているが、本種は手足に吸盤が備わっている点が違っている。
アイフィンガーガエルと似ているが、本種は後ろ足が長く、水かきが発達している点が異なる。

豆知識


本種の学名は、「日本産のビュルゲル氏のカエル」という意味をもつ。和名も「ニホンカジカガエル」とされることがあるが、本種は本土のカジカガエルとは別のカエルである。ややこしいが、注意しなければならない点だ。

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