カエル動画図鑑


リュウキュウアカガエル


和名:リュウキュウアカガエル
学名:Rana okinavana
英名:Ryukyu Brown Frog
分布:日本
全長:50mm
えさ:昆虫、節足動物

体色は黄土色や赤褐色など。リュウキュウアカガエルは中型のサイズで、ほっそりとした体つきをしている。背中はなめらかだが、たくさんの小さな粒状のイボで覆われている。吻の先端から目を通って背中にかけて線が走っているが、この線は鼓膜の後ろで折れ曲がっている。目の後ろから鼓膜のあたりが黒くなっている。鼻の穴は目よりも吻の先端部分に近いところにある。背中や手足に暗色の斑紋がつくことがある。オスは鳴のうをもっていない。

リュウキュウアカガエルは沖縄県の久米島、沖縄島、徳之島、奄美大島に分布する。平地の水場のまわりや、山地の森林に生息している。

繁殖の時期は11月から4月までである。山地の渓流や池などの流れのゆるやかな水深の浅い水場が繁殖地に選ばれる。メスは200個ほどの卵を数回にわけて産卵する。ふつうのアカガエルは産卵の際にメスは卵の塊を産むが、本種の場合、卵をバラバラに産むことがある。繁殖地には、本種の天敵のヒメハブが多く集まってくるようだ。オタマジャクシは3センチほどの大きさになり、背中の両脇に暗色の斑点がついている。5月頃までには、オタマジャクシは変態を終えて小ガエルになる。

類似種


ハナサキガエル

豆知識


本種の学名は、「沖縄産のアカガエル」という意味である。

ラルットハヤセガエル



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