カエル動画図鑑


ピパ




和名:ピパ(コモリガエル、ヒラタピパ)
学名:Pipa pipa
英名:Surinam Toad
分布:南米北部
全長:オス、154mm、メス、171mm
えさ:水生無脊椎動物、小さな魚、ミミズ

ピパの頭部は三角形であり、平べったい。背中は明るい褐色で、不規則な模様がついている。落ち葉のような外観である。目は非常に小さく、ビーズのような形をしている。後ろ足は大きく強力であり、水かきが発達している。一方、前足は短く、水かきがない。

ピパは完全に水生のカエルであり、濁った池や沼地を生息地にしている。おとなしいカエルである。普段は水底にいて、呼吸をするときだけ水面にあがってくる。また、ピパの口の中には舌がついていない。そのかわり、前足の先端は星のような形をしていて、触覚が備わっている。その触覚を使って水底でエサを探す。エサを見つけると前足を使ってエサを口の中に放り込む。

繁殖はちょっとユニークである。オタマジャクシの段階が省略されている。卵から直接、小ガエルになるのだ。メスは卵が孵化するまで、産卵した卵を背中に載せて遊泳する。卵は3、4ヶ月かけて成長し、変態を終えると小ガエルになって、メスの背中から出てくる。(動画を見てもらえるとわかるように、小ガエルがメスの背中から出現してくる光景は感動的ではあるが、ちょっと気持ち悪い。)

ネッタイツメガエル



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