カエル動画図鑑


ペレスワライガエル




和名:ペレスワライガエル(ペレスワライアカガエル)
学名:Rana perezi
英名:Iberian Water Frog
分布:フランス、スペイン、ポルトガル
全長:100mm
えさ:昆虫、クモ、小さな魚

ペレスワライガエルは、体色の変化が多いカエルである。たいていは緑色だが、茶色や灰色に変化する。背中にはいくつかの黒色の斑紋がある。後ろ足はとても長い。前足には四本のつま先があり、後ろ足には、よく発達した水かきを備えた5本のつま先がある。目の後ろには、はっきりと分かる鼓膜がついている。

ペレスワライガエルは水場から離れて生活することはほとんどない。生息地は湖岸や池、静かな小川、運河、沼地、田園などである。ペレスワライガエルは、しばしば水場の縁に座っていて、邪魔が入ると水の中に飛び込んでしまい。昼夜を問わず活動的であり、鳴き声をあげるのは夜間である。また、夏の暑い時期には昼間の活動が制限されるようだ。寒い時期には、水中か地下で冬眠をする。

繁殖は春から夏にかけてである。メスはオスの鳴き声によって、抱接するかどうかを決定する。メスは10000個ほどの卵を産卵する。産卵された卵は水中の植物や岩にくっつく。卵の孵化には一週間ほどかかる。卵から孵化した直後のオタマジャクシのサイズは50mmほどである。オタマジャクシは主に水中の植物や、微生物を食べる。変態に要する期間は、水場の状態によって異なる。水場の水深が浅く、水がすぐに干上がる可能性があれば、それだけ早くオタマジャクシから小ガエルに変態する。反対に、夏の終わりに卵が孵化したら、水場にはたくさんの水分があり、孵化した幼生はオタマジャクシとして冬を越す。そのため、ふつうに変態したときよりも、大きな状態で小ガエルになる。ペレスワライガエルの寿命は約10年であり、オスは2年、メスは3年で完全に成熟する。

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