カエル動画図鑑


オットンガエル


和名:オットンガエル
学名:Babina subaspera
英名:Otton Frog
分布:日本
全長:14cm
えさ:昆虫、節足動物

体色は茶褐色である。わき腹は暗色。後ろ足には帯模様が入っている。がっしりとした体つきをしており、背中には多数の大きなイボがついているので、外観はヒキガエルによく似ている。手足は太くて短い。オットンガエルに特徴的なのは、前足の指の数が5本であるということだ。ほかのカエルの前足は4本なので、この特徴はかなり変わっている。本種の5本目の指には鋭い爪が備わっている。腹部は白色で、薄い模様が入っている。

オットンガエルは鹿児島県の奄美大島と加計呂麻島に分布している。生息地は渓流の近くの森林である。耕作地でも発見されることがある。本種のおもなエサは昆虫やカタツムリ、サワガニなどである。

繁殖の時期は4月から8月。一番、繁殖が行なわれる時期は真夏の7、8月である。水場の周辺に穴が掘られ、卵はその穴の中に産み付けられる。メスが産卵する卵の数は1300個ほどである。

類似種


イシカワガエル

豆知識


オットンとは鹿児島県の奄美地方の方言で、“大型のカエル”をさす。

オキタゴガエル キオビナガレアカガエル



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