カエル動画図鑑


オオヒキガエル




和名:オオヒキガエル
学名:Bufo marinus
英名:Giant Toad
分布:中南米、オーストラリア、日本
全長:24cm
えさ:無脊椎動物

オオヒキガエルはずんぐりと太っていて、短い足を持っている。後ろ足には水かきがある。肌は乾燥しているとともに、ザラザラしていてイボがある。背中の色は灰色であったり、褐色であったりする。目の後ろには鼓膜があるのがはっきりと分かるだろう。首と足には大きな腺をもっていて、強力な毒を作り出す。メスはオスよりも大きいが、オスは背中のイボの数がメスよりも多い。この背中のイボからも毒を作り出すことができる。

オオヒキガエルはオーストラリアに、サトウキビの害虫を駆除するために、ハワイから持ってこられた。しかし、オオヒキガエルの天敵がいないために、オオヒキガエルの数は増えていった。また、害虫を食べるだけではなくて、ほかの虫も食べるようになってしまったために、オーストラリアの生態系を破壊する結果になってしまった。

非常に環境に適応しやすいカエルで、農村地帯でも、都会でも、公園でも、ありとあらゆる場所で生活することができる。さまざまな気温や湿度に適応することができるのも彼らの強みのひとつである。また、基本的に何でも食べる雑食タイプのカエルであり、都会にいるオオヒキガエルは、猫や犬が食べ残したキャットフードやドッグフードなどを食べてしまうこともある。

繁殖は一般的に、排水溝や釣堀など、人間が作った環境で行なわれることもある。繁殖の時期は春から秋にかけてである。メスは一回の繁殖で、20000個以上の卵を産む。ひも状になった卵は、水中にある水草などに巻き付けられる。卵はだいたい三日で孵化し、孵化したオタマジャクシは一ヶ月半くらいで変態する。変態を終えたカエルは、一年以内に大人のサイズになる。

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