カエル動画図鑑


オークヒキガエル




和名:オークヒキガエル
学名:Bufo quercicus
英名:Oak Toad
分布:アメリカ合衆国
全長:33mm
えさ:無脊椎動物

オークヒキガエルは北米では最も小さなヒキガエルである。このカエルは短い頭と、尖った鼻を持っている。オスには鳴のうがあるが、鳴のうの形が長方形をしているのが特徴だ。オスの鳴き声は、卵から孵ったばかりの雛のような鳴き声だが、そのかわり、鳴き声の音量はかなり大きい。背中は小さなコブで覆われていて、中央には白色の線がある。耳線には毒があり、この毒は人間にも害悪があるとされている。また、天敵から身を守る方法として、この耳線の毒を用いるほかに、体を膨らませて実際よりも大きく見せることで、天敵に食べられないようにするなどの手段が用いられる。

昼行性であり、オークヒキガエルは体色を変化させながら獲物を追う。昼間は低木や丸太の下などにいる。群れを作る習性はなく、単独で行動する。また、繁殖のとき以外は、夜間にこのカエルを発見するのは困難だろう。

このカエルは春から秋にかけて繁殖する。春が一番、繁殖の盛んな時期のようだ。繁殖は豪雨のあとに、浅い水溜りや溝、池などで行なわれる。メスは卵をヒモにして産む。一度の産卵でメスは数百個の卵を産むといわれている。卵は数日のうちに孵化し、その後、孵化したオタマジャクシは約二ヶ月で変態する。

メスは産卵にかなりのエネルギーを使うようで、産卵した後に死んでしまうメスが多い。また、産卵後は親カエルはオタマジャクシの面倒をみることはない。

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