カエル動画図鑑


ナンブヒキガエル




和名:ナンブヒキガエル
学名:Bufo terrestris
英名:Southern Toad
分布:アメリカ合衆国(ノース・キャロライナ、フロリダなど)
全長:76cm
えさ:カブトムシ、ハサミムシ、アリ、ゴキブリ、コオロギ、カタツムリ

ナンブヒキガエルの体の色は、普通は茶色だが、赤色や灰色、もしくは黒色に変化することがある。背中にはたくさんのイボがある。頭の後ろのほうに、とさかのような隆起が見られる。オスはメスよりも小さく、オスの喉の部分は黒っぽくなっている。メスのほうがオスよりも体全体の色が明るいことが多い。耳腺には毒がある。この毒は天敵に対して役立つ。また、肺を膨らませて、実際よりも大きく見せることで、天敵がナンブヒキガエルを食べるのを思いとどまらせるという防御方法をとることもある。

夜行性であり、昼間は自分で掘った穴の中に隠れている。夜になると、えさを求めて穴から出てくる。さまざまな無脊椎動物を食べる。

繁殖地としては、浅い池や一時的な湿地帯などが好まれる。繁殖の時期は二月から五月である。卵は長いヒモの状態になって産み出される。一度に3000個の卵を産むといわれている。卵は二週間ほどで孵化する。オタマジャクシは黒色で、短くて丸い尾をもっている。二ヶ月ほどかかって変態する。オタマジャクシはトンボなどに食べられることもあるようだ。

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