カエル動画図鑑


マダラフウセンガエル


和名:マダラフウセンガエル
学名:Uperodon systoma
英名:Marbled Balloon Frog
分布:バングラディッシュ、インド、パキスタン、スリランカ
全長:51mm
えさ:無脊椎動物

マダラフウセンガエルは、ボールのように丸々とした体をしている。前足と後足を比較すると、前足のほうが長いのが特徴である。背中の色は褐色であり、全体的に不規則な淡褐色の模様がある。

マダラフウセンガエルは、普段は完全に地下に潜って生活している。主な生息地は、乾燥した森林地帯や平原、民家の庭や、農業地帯などだ。地上にいるときは動作は緩慢であり、小さくジャンプするか、ゆっくり歩く。また、泳ぎは苦手であり、水の中に入る際は水面に浮くだけだ。このカエルが得意なのは、地面に穴を掘ること。地下1メートル以上の深さまで、穴を掘ることもある。乾季の間は、シロアリの巣の近くに穴を掘って、そこでエサを確保し、地下に引きこもって生活する。

繁殖の時期は、モンスーンの雨が降るときである。それは、マダラフウセンガエルが唯一、地上で生活するときでもある。オスは渓流のそばや、水田からメスをひきつけるために鳴き声をあげる。オスの鳴き声は、ヤギの「メー、メー!」という鳴き声に似ているようだ。メスは一塊の卵を産卵し、それらの卵は水場の水面に浮く。孵化したオタマジャクシは、楕円形をしており、長くて尖った尾をもっている。

マダラスキアシヒメアマガエル ミニマラガシュヒメアマガエル



HOME > ヒメアマガエル科 > マダラフウセンガエル
inserted by FC2 system