カエル動画図鑑


クロミミアデガエル




和名:クロミミアデガエル
学名:Mantella milotympanum
英名:Black-eared mantella
分布:マダガスカル
全長:21mm
えさ:昆虫

クロミミアデガエルは、マダガスカルカエル科のカエルの中で最も小さいカエルのひとつだ。オスはメスよりも小さく、雨季にはよく鳴き声をあげる。体色は赤色であり、目の後ろの鼓膜と鼻の穴の部分が黒いのが特徴的だ。目から鼻の穴にかけて黒い線が走っている。目の形は丸いというよりも長方形に近く、皮膚はザラザラしている。キンイロアデガエルと似ているが、本種は全体的にほっそりとしている。

マダガスカル島の東部の森林の沼地を主な生息地にしている。乾季にはあまり動き回ることはなく、雨季になると活動的になって猛烈にエサを食べ始める。半夜行性のカエルであり、神経質な気質をもっている。マダガスカルカエル科のカエルの中では、もっとも騒々しいカエルであり、オスは何時間も鳴き声をあげる。ペットして取引されることの多いカエルであり、個体数の減少が懸念されている。また、森林伐採によって、クロミミアデガエルの生息地が奪われていることも原因のひとつにあげられる。

繁殖は雨季に行われる。メスは20個ほどの小さな卵を地上に産卵する。卵が孵化すると、オタマジャクシは雨によって水場に流されていく。

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