カエル動画図鑑


コオロギ


コオロギはカエルの餌としてはかなり一般的に流通している。カエルの餌用に、自分で野外に出かけていきコオロギを採集してくるのも可能である。しかし、野外のコオロギには寄生虫がいることもある。そういったこともあって、カエルの餌はペットショップで購入するのが一番無難かもしれない。

ペットショップで流通しているコオロギには2種類ある。フタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギである。

フタホシコオロギ
フタホシコオロギは「Black Crickets(黒色のコオロギ)」という英名がつけられており、その名前の通り黒っぽい色をしている。動きがゆったりとしていて、ジャンプすることが少ない。そのため、プラケースなどを用いて飼育することは可能である。コオロギ専用の餌も売られている。メスのコオロギが産卵すると、卵の孵化に要する期間は2週間ほどである。

ヨーロッパイエコオロギ
成体は2センチほどの大きさ。体色は薄茶色をしていて、頭と胸部が部分的に黒くなっている。メスは湿った土壌に50個から100個の卵を産卵する。卵の孵化に要する期間は2〜3週間ほど。ヨーロッパイエコオロギが完全に成体になるまでは2、3ヶ月かかる。フタホシコオロギと比較すると、ヨーロッパイエコオロギのほうが動きが素早いという特徴があげられる。



どちらのコオロギをカエルの餌として選ぶか


フタホシコオロギもヨーロッパイエコオロギも、どちらもカエルの餌としては通用するものである。だが、傾向としてヤドクガエルの餌としてはヨーロッパイエコオロギが用いられることが多いようである。また、狩りがうまくないカエルの場合、動きが敏捷なヨーロッパイエコオロギは不向きであり、フタホシコオロギのほうがベターということもある。

参考


動きの鈍いカエルに対しては、あらかじめコオロギの手足や触覚の部分を切断しておくと食いつきがよくなる。

コオロギの餌


ペットショップで購入したばかりのコオロギには栄養があまりない場合がある。そこで販売されているコオロギ用の餌をあたえたり、コオロギの餌に栄養剤をまぶして与えるなどの方法をとるとよい。



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