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カエルの種類
コケガエル
和名：コケガエル
学名：Theloderma corticale
英名：Mossy Frog
分布：ベトナム
全長：８０ｍｍ
えさ：昆虫、節足動物
コケガエルは珍妙な外観をもったカエルである。その独自の風貌からか、ペットとしても人気のあるカエルだ。体色は灰褐色や薄緑色。皮膚の色とザラザラとした質感は、コケの塊のようにみえる。体中がたくさんのイボやトゲで覆われているのも、コケに似せるためである。
コケガエルはベトナムの北部に分布する。山地の渓流付近の洞穴や岩の割れ目などに生息する。夜行性のカエルだが、昼間でもまれに鳴き声をあげることがあるようだ。驚かされると、体をボールのように丸めて、死んだフリをする。食欲旺盛なカエルであり、夜間にコオロギやゴキブリなどの割と大きめの昆虫を捕食する。樹上性だが、水の中にもぐる性質をもっており、水中の岩や、水面に浮かんでいる植物の下に隠れていることもある。また、地上では岩の裂け目などにくっついているときもあり、そういうときはコケのようにみえる。生息地の破壊により、コケガエルの個体数は減少しているようだ。
繁殖の際は、卵は１、２週間で孵化してオタマジャクシになる。変態して小ガエルになるのには約３ヶ月ほどかかる。
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