カエル動画図鑑


コガタナゾガエル


和名:コガタナゾガエル
学名:Phrynomantis microps
英名:Ghana Fire Frog
分布:ベナン、ブルキナファソ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ガーナ、マリ、セネガル
全長:45mm
えさ:昆虫、節足動物

背中は赤色で、わき腹や手足は黒色である。腹部は白色や灰色。気温や湿度が変化すると、体色にも変化がみられるようである。コガタナゾガエルは細長い体つきをしていて、頭部が小さい。成体と小ガエルを比較すると、小ガエルのほうがよりほっそりとした体つきをしているようだ。皮膚はなめらかであり、手足に水かきはついていない。

コガタナゾガエルは、アフリカの西部、セネガルからコンゴ民主共和国まで広範囲に分布する。サバンナの茂みやシロアリの巣の中に生息している。ジャンプすることはなく、地上をはうようにして移動する。天敵に襲われると、皮膚から毒を分泌して身をまもる。人間がこの毒を触っても有害であるようだ。

繁殖の際、メスは水深の浅い水場の水面の上に、卵の塊を産卵する。卵塊は水面に浮かびながら、やがて水中に生えている植物にくっつく。卵は緑色をしているが、2日ほど過ぎると灰色になる。孵化したばかりのオタマジャクシの色は白色で、5ミリほどの大きさ。変態して小ガエルになるのには約40日ほどかかる。

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