カエル動画図鑑


コガタハナサキガエル


和名:コガタハナサキガエル
学名:Rana utsunomiyaorum
英名:Utsunomiya's Tip-nosed Frog
分布:日本
全長:60mm
えさ:昆虫、節足動物

コガタハナサキガエルは、ハナサキガエルの中で一番小さいカエルである。体色は緑色や茶色など。茶色の個体が多いようである。同地域に分布するオオハナサキガエルとくらべると、背中とわき腹にあるイボの数が多い。腹部はなめらかだが、まだらの模様が入っている。手足の先端には吸盤が備わっている。手足は短く、後ろ足には水かきが発達している。

コガタハナサキガエルは沖縄県の石垣島と西表島に分布する。山地の森林や渓流の近くに生息している。オオハナサキガエルと生息地が重なるが、本種のほうが山の高所に生息する。低地で発見されることはない。小さな渓流を好むようだ。主なエサは昆虫やアリなどである。

繁殖の時期は2月から4月。繁殖地は渓流の滝つぼなどである。メスは数十個以上の卵を、水場にある岩に産み付ける。繁殖期には、天敵のサキシマハブが渓流付近に多くあらわれる。

類似種


ヤエヤマハラブチガエル
オオハナサキガエル

豆知識


学名の由来は、本種の発見者の宇都宮妙子、泰明夫妻にちなんでいる。

コガタアフリカウシガエル コブオタマガエル



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