カエル動画図鑑


キノボリマダガスカルキンイロガエル




和名:キノボリマダガスカルキンイロガエル(キノボリアデガエル)
学名:Mantella laevigata
英名:Climbing Mantella
分布:マダガスカル
全長:30mm
えさ:無脊椎動物

キノボリマダガスカルキンイロガエルは樹上性のカエルであるために、手足には吸盤がついている。これは、マダガスカルキンイロガエル類のカエルの中では珍しい特徴である。背中の色は緑色か黄色であり、脇腹や尻、手足は黒色である。(体の色彩が、モモアカマダガスカルキンイロガエルに似ている。)

キノボリマダガスカルキンイロガエルは、マダガスカル島の北東部の森林に生息している。樹上性のカエルで、地上から4メートルの高さまで登ることもあるようだ。群れをなして、木の上にある水のたまった樹洞の中などに隠れることもある。天敵に狙われると、水中に潜って難を逃れる。

繁殖の前の求愛行動がちょっと変わっている。オスは自分の喉をメスの頭の上に載せて、鳴き声をあげる。その後、メスはオスによって繁殖地に導かれていく。メスは雨水がたまった竹の筒や樹洞などの中に卵を産む。孵化したオタマジャクシは、この竹の筒の中で成長していく。メスはオタマジャクシに対して、未受精卵をエサとして与える。このような親ガエルによるオタマジャクシの世話は、ヤドクガエルなどにもみられるものである。

飼育情報


・地上性で樹上性のカエルである。そのため、高さのある大きめのビバリウムを用意するとよい。
・カエルが木登りをするための枝を入れる。
・カエルが水浴びをするための皿を用意する。カエルの大きさよりも水深が深くならないように気をつけるといいだろう。
・2、3週間に一度、ビバリウム内をきれいに掃除する。

ウルワシアデガエル クロミミアデガエル



HOME > マダガスカルガエル科 > キノボリマダガスカルキンイロガエル
inserted by FC2 system