カエル動画図鑑


近所のカエルを見に行く(2009年2月18日)




今日はとても天気の良い日であった。絶好のカエル日和である。
こんなに天気の良い日であれば、カエルを見ないわけにはいかないだろう。そんな風に思った。私は犬を連れてカエルを探しに出かけた。

家から歩いて10分ほどのところに、田んぼがある。
晴れているとはいえ、まだまだ2月であった。風が冷たい。



田んぼに到着して、さっそく土水路の中にカエルの卵を発見した。ゼリー状の袋の中に、黒色の卵が無数に入っていた。卵に触ってみる。プルプルとした手触りだ。庭においてある水鉢の中で、卵を育てようと思って、その卵を持参したビニール袋の中に入れた。



しばらくして、今度は成体のカエルを発見した。大きさは3センチほどのカエルである。色は茶褐色。こんなにも早く、カエルを発見することができるとは思いもよらなかった。そして、春を発見できた気がした。カエルの出現は春の象徴なのである。

野外のカエルを観察することで得られることは、失われつつある自然というものを体感できることである。私自身、自分の家の近所に、これほどまでに手付かずの自然が残っているとは思いもよらなかった。のどかな風景である。日本の郊外の風景もまだまだ捨てたものではないだろう。



さて、帰り道、先ほどとは別のカエルの卵を発見した。この卵は先ほどの卵よりも、一粒、一粒の卵が大きい。そして、ひとつひとつの卵の塊が、どことなく「パンチパーマ」を彷彿とさせるものがある。それらの卵を眺めやりながら、いずれ、この地域の自然の風景に彩りを与えるであろう、成長したカエルたちの美しい群れを想像してみた。



家に戻った。
庭の水鉢に、さっそく採集したカエルの卵を入れてみた。カエルの卵はゆっくりと水底に沈んでいき、何も見えなくなった。もうしばらくすると、卵が孵化してオタマジャクシの元気な姿を見ることが出来るに違いない。


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