カエル動画図鑑


夏眠(かみん)


基本情報


夏眠とは、暑くて乾燥した気候の土地に生息するカエルが、雨が降るまで地面に穴を掘って地下で生活すること。

なぜ、カエルは夏眠をするのか?


カエルは気温が高くなると、体から水分が蒸発して脱水してしまうから。それを防ぐために、夏眠をするのである。暑い季節でも、地下は地上よりも涼しくて湿気がある。

夏眠をしているときのカエルの体内の仕組み


カエルは地下生活を送る際に、体内のメカニズムを健康に保つために独自の仕組みをもっている。その仕組みのひとつとして、夏眠している間は、呼吸や心拍数、また、消化のような新陳代謝は低下する。新陳代謝が低下すると、多くの水分を必要としなくなるのだ。乾季が終わって雨が降る季節になると、カエルは夏眠を終えて、地上に出てきて体内の組織も再び活発に動き出す。

豆知識


カエルの中には、夏眠しているときに、粘膜で覆われたマユで体を包んで、皮膚から水分が減少するのを防ぐカエルもいる。



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