カエル動画図鑑


カブトシロアゴガエル




和名:カブトシロアゴガエル
学名:Polypedates otilophus
英名:File-eared Tree Frog
分布:インドネシア、マレーシア
全長:97mm
えさ:昆虫、クモ、コオロギ

カブトシロアゴガエルは、大きめのカエルである。頑丈な体つきであり、手足は細長い。頭部は三角形の形をしていて、目から口にかけてはとがっている。目の後ろと鼓膜の上には、目立つ突起がある。足のももの部分には横縞模様があり、このカエルの特徴をなしている。また、カブトシロアゴガエルは、かび臭い悪臭を放つカエルとしても知られている。

カブトシロアゴガエルは、繁殖の時期にはよく見られるカエルである。抱接をしたオスとメスは、よどんだ水場の上に張り出した枝の上に泡の巣を作る。メスが産卵をするのは、この泡の巣の中である。孵化したオタマジャクシは50mmほどの大きさに成長する。オタマジャクシの体色は、緑っぽい灰色であり、腹部は白色だ。尾びれは体の長さの半分ほどもある。オタマジャクシは昼間、水場の底で生活をしており、たまに空気を吸収するために水面にまで上って来る。その際、鳥などがオタマジャクシを捕食することもある。夜間の方が、水面下で生活することが多いようだ。水面下にいて、ちょっとでも捕食動物に狙われると、すぐに水底にもぐって、泥や落ち葉の下に隠れてしまう。

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