カエル動画図鑑


フタイロネコメアマガエル




和名:フタイロネコメアマガエル(ニシキシロメアマガエル、ニシキメズサアマガエル)
学名:Phyllomedusa bicolor
英名:Giant Monkey Frog
分布:ボリビア、ブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルー、スリナム、ベネズエラ
全長:120mm
えさ:無脊椎動物

フタイロネコメアマガエルの皮膚はザラザラしていて、吻は少し前方に傾いている。手足の先はかなり大きく、大きな吸盤をもつ。耳腺は突き出ている。体色は緑色であり、喉や胸、腹部は灰色だ。

夜行性であり、樹上性のカエルで、熱帯雨林に生息している。肉食で、昆虫や小動物などをエサとして食べる。フタイロネコメアマガエルの皮膚の分泌液には、ペプチドが含まれている。アマゾンの先住民族は、人間の唾液とこのカエルの乾燥した分泌液を混ぜて薬として用いている。皮膚の傷にこの薬を塗ることで、体力の増強をはかることができるのである。感覚を高めるなどの効果があるので、狩猟の前の儀式としてこの薬を用いている。



繁殖の時期は一年中であり、オスは高い木のうえから鳴き声をあげる。メスが池の上にある植物に巣をつくると、オスは木の上から下に降りてくる。メスは一度に約600個の卵を、ゼリー状にして産卵する。10日ほど過ぎると、卵が孵化して、オタマジャクシは水の中に落ちていく。その後、オタマジャクシは変態する。

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