カエル動画図鑑


ホッホシュテッタームカシガエル


和名:ホッホシュテッタームカシガエル
学名:Leiopelma hochstetteri
英名:Hochstetter's Frog
分布:ニュージーランド
全長:48mm
えさ:昆虫、無脊椎動物

ホッホシュテッタームカシガエルは、ニュージーランドにいるムカシガエル科の4種のカエルの中のひとつである。このカエルの名前は、1858年にニュージーランドを訪れたオーストラリアの博物学者、「ホッホシュテッター氏」にちなんで名づけられた。ホッホシュテッタームカシガエルはザラザラとした皮膚をもち、背中の色は褐色である。腹部の皮膚は滑らかで、ピンク色。足には、黒色の斜めの縞模様がある。メスはオスよりも大きいが、オスの前足はメスよりもがっしりしている。後ろ足には水かきが部分的に発達している。

生息地は、湿った森林や渓流などである。気温がかなり低い場所に生息している。夜行性のカエルであり、昼間は岩の下などに隠れている。夜になるとエサを求めて動き回る。ムカシガエル科のカエルの中では、このホッホシュテッタームカシガエルが最も水中の生活に適応している。天敵に襲われると、このカエルは渓流の中に飛び込み、水中に沈んだ岩の下などに隠れてしまう。また、皮膚の腺から毒を分泌して身をまもることもある。ホッホシュテッタームカシガエルの天敵は魚やムカデ、鳥類などである。

繁殖は水深の浅い水溜りで行なわれる。メスは、岩や倒木の下などの湿った場所に、10個ほどの大きな卵黄状の卵を産む。特徴的なのは、卵から孵化すると、そのまま小ガエルなるということだ。オタマジャクシの段階を省略しているのである。



HOME > ムカシガエル科 > ホッホシュテッタームカシガエル
inserted by FC2 system