カエル動画図鑑


半水生のカエル


このページでは水場の周辺に生息していているカエルの飼育法を解説する。代表的で馴染み深いのはトノサマガエルである。また、ペットととしても人気のあるスズガエルや、北米に分布するブタゴエガエルヒョウガエルなどがあげられる。水場の周辺にいて、天敵にみつかるとすぐに水場に飛び込むという習性をもつ。そのため、高いジャンプ力をもつカエルが多い。



飼育ケージについて


半水生のカエルを飼育するには、飼育ケージ内に水場と陸地の両方をつくる必要がある。飼育ケージもその二つを入れられるように、なるべく大きめのものを用意したい。

具体的には観賞魚用の水槽や、大きめのプラケースなどを用いるとよい。ほかのカエルと同じように、脱走を防ぐために飼育ケージにはフタをする。

飼育ケージ内のレイアウト


水中にいる時間が長いので、水入れを飼育ケージに入れて水場をつくるような一般的な方法は向かない。ケージの中に一定量の水を入れて、角に陸地をつくるという方法になる。以下、水場と陸地に分けて詳しく解説する。

※水場について
飼育ケージ内に入れる水の深さは、カエルが水の中に入って、水面に目が出るくらいの深さにする。カエルの体の大きさにもよるが、水深は浅すぎてもよくなく、また、深すぎてもよくない。
水中ポンプを使うと、水場に水流をつくることができる。自然下で渓流に生息するようなカエルには必須である。
浮き草や水草を入れるとシェルターのかわりになる。

※陸地について
陸地の作り方には2通りある。
飼育ケージの底に敷いた石や砂利を角に寄せ集めて陸地をつくる。
石や砂利を飼育ケージの底に敷かずに、大きめの岩や流木などをケージの角に設置して陸地をつくる方法もある。ケージの底に何も敷かないと、衛生的に飼育できるというメリットがある。

照明


熱帯魚飼育用の蛍光灯がそのまま使える。

温度


保温がいらない種類のカエルが多い。冬場などに飼育ケージを保温する場合は、熱帯魚用の水中ヒーターを水場に設置する。

エサ


半水生のカエルの主なエサは、フタホシコオロギやヨーロッパイエコオロギ、ミールワームなどの昆虫である。ブタゴエガエルやブロンズガエルなどは比較的、大型の昆虫や甲殻類などもエサになる。

コオロギやミールワームには栄養剤やカルシウム剤をまぶしてあたえるとよい。



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