カエルの検索
-
カスタム検索
カエルの種類
ハナサキガエル
和名:ハナサキガエル
学名:Rana narina
英名:Okinawa Tip-nosed Frog
分布:日本、台湾、中国
全長:70mm
えさ:昆虫、節足動物
体色は緑色や茶褐色など。緑色と茶褐色が混ざり、背中に斑点がついている個体もいる。腹部は白色。体つきはほっそりとしており、手足が長い。とくに後ろ足が長く、高いジャンプ力をもっている。吻の先端が伸びているのがハナサキガエルの特徴である。手足の先端には吸盤があり、後ろ足の水かきはよく発達している。
日本では、ハナサキガエルは沖縄島の北部に分布する。渓流の近くの森林に生息している。地上性のカエルであるが、木に登ることもある。主なエサはアリや昆虫、ムカデやサワガニなど。
繁殖の時期は12月から3月である。繁殖地には渓流の滝つぼなどが選ばれ、群れをなして繁殖は行なわれる。本種を捕食するヒメハブも繁殖地に集まってくるようだ。オスは渓流の岩の上などに座って、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。この鳴き声はスズメの鳴き声に似ているようだ。メスは一晩で多くの卵を水場に産卵する。雌雄は繁殖を終えるとすぐにその場を去ってしまうが、次の年にはまた同じ繁殖地に戻ってくる。
類似種
アマミハナサキガエル
オオハナサキガエル
コガタハナサキガエル
リュウキュウアカガエルと似ているが、本種の場合は、目の後ろから鼓膜の部分が黒色にならない。
豆知識
和名の「ハナサキガエル」は、@「鼻の先端が伸びていること」、A「鼻の穴が吻の先端にあること」にちなむ。
HOME > アカガエル科 > ハナサキガエル