カエル動画図鑑


ダーウィンハナガエル


和名:ダーウィンハナガエル
学名:Rhinoderma darwinii
英名:Darwin's Frog
分布:チリ、アルゼンチン
全長:30mm
えさ:無脊椎動物

ダーウィンハナガエルは、自然科学者として有名なチャールズ・ダーウィンが発見したカエルである。また、このカエルは地元ではカーボーイ・ガエルとも呼ばれている。このカエルの鳴き声が牛追いのカーボーイの口笛に似ているからだといわれている。体色は茶色か緑色。目から口にかけては尖っている。細い足を持ち、手足の指先は長く、水かきがある。体の皮膚はなめからだが、少しだけイボがある。

ダーウィンハナガエルは昼行性だが、オスは夜間にも鳴き声をあげる。座って獲物を待つタイプの捕食者であり、このカエルは獲物が来るまでひたすら待ち続ける。また、ほかの天敵に襲われたときは、動かずに死んだフリをするようだ。

繁殖の時期は一年中である。メスは40個ほどの卵を湿った土壌の上に産む。卵が動き始めると、オスは産卵された卵のうちの15個ほどの卵を飲み込んで、鳴のうの部分に入れておく。鳴のうの中で卵は孵化して、8日ほどでオタマジャクシになる。オタマジャクシは鳴のうの中で、オスの皮膚から栄養分を吸収しながら成長していく。オタマジャクシは変態を終えて小ガエルになると、オスの口から出てくる。



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