カエル動画図鑑


キューバアマガエル




和名:キューバアマガエル(キューバオオアマガエル)
学名:Osteopilus septentrionalis
英名:Cuban Tree Frog
分布:キューバ、バハマ、アメリカ合衆国
全長:125mm
えさ:ゴキブリ、蛾、ヤスデ、クモ

キューバアマガエルはアメリカ合衆国では、ペットとして人気のあるカエルだ。体の大きさもかなり大きく、また、メスのほうがオスよりもかなり大きい。キューバアマガエルの体色は環境によって、濃い緑色から灰色に変化する。足の先には吸盤があり、いろいろなモノの表面にくっつくことが出来る。また、この吸盤を用いて、樹や潅木、窓や建物に登ったりもする。前足には水かきはないが、後ろ足にはわずかに水かきがある。

夜行性のカエルであり、エサが近くにあるとか、襲われたりなどという理由がない限り、昼間に活動的になることはめったにない。昼間は、大きな葉の裏や、樹の幹の裂け目などに隠れている。また、樹上性で、生活時間のほとんどすべてを木の上や大きな植物の中で過ごしている。地上に降りてくるのは、エサをとるためであるとか、繁殖をするときである。キューバアマガエルの食欲は旺盛で、何でも食べるカエルだ。そのため、キューバアマガエルがアメリカ合衆国のフロリダに導入されたあとに、フロリダにもともと住んでいたカエルの種がキューバアマガエルによって食べられてしまうことがあった。生態系へのマイナスの影響があったということだ。また、キューバアマガエルは毒をもっているために、天敵がほとんどいないということもあげられる。

繁殖の時期は春から夏にかけてであり、気温がかなり高くなってから繁殖が行なわれる。キューバアマガエルはあまり繁殖地にはこだわらないカエルである。自分たちを捕食する魚がいない場所であれば、どこでも繁殖できる。たとえば、ほったらかしにされているプールなどでも産卵が可能なのである。メスは一度の産卵で3000個ほどの卵を産む。卵が孵化するのには二日ほどかかる。また、オタマジャクシが変態するのには1、2ヶ月ほどの期間を要する。

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