カエル動画図鑑


コークィコヤスガエル




和名:コークィコヤスガエル(コキーコヤスガエル)
学名:Eleutherodactylus coqui
英名:Coqui Frog, Common Coqui
分布:プエルトリコ
全長:52mm
えさ:節足動物、くも、蛾、こおろぎ、かたつむり

このカエルは異なった環境に適応しやすいカエルといえる。あまりにも大きな鳴き声を発するために害虫扱いをされることもある。コークィコヤスガエルの足には水かきはない。手足のつま先には樹に登るための吸盤がある。世界的に見ると小さなカエルだが、このカエルがいるプエルトリコだけに限ると最も大きなカエルである。メスはオスよりも大きい。

夜行性であり、雨の日に活動的になる。樹上生活をし、樹や葉っぱの上でたいてい発見できるだろう。コークィコヤスガエルは子ガエルのときは森林の下のほうで生活をし、大きくなると、森林の上のほうに登ってくる。夜になると、えさを捕らえるために樹の上に登る。

繁殖の時期に、オスは地上から1メートルくらいの高さのところで葉っぱの上に座りながら鳴き声をあげる。(コークィコヤスガエルで特徴的なのは、オスもメスも両方とも鳴き声をあげるということ。どちらも、自分たちの縄張りに敵が侵入したときに鳴く。ちなみに、繁殖のためにメスを引き寄せるために鳴くときの鳴き声と、敵を追い払うときの鳴き声は、鳴き方が異なるといわれている。)繁殖力の高さでも有名である。卵は地上で産まれ、オタマジャクシの段階を経ずに、卵の中で小さなカエルになる。そのため、繁殖には水溜りを必要としない。卵が孵化するまでを見守るのは主にオスの役目である。

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