カエル動画図鑑


コープハイイロアマガエル




和名:コープハイイロアマガエル(ミナミハイイロアマガエル)
学名:Hyla chrysoscelis
英名:Southern Gray Tree Frog
分布:カナダ、アメリカ合衆国
全長:50mm
えさ:蛾、ダニ、クモ、カタツムリ

コープハイイロアマガエルは丸々と太っていて、がっしりとした体つきをしている。体色はたいてい灰色だが、このカエルがいる場所の背景や、季節、湿度などによって体色は変化する。樹の幹に住んでいるので、樹の幹のような迷彩色を体色にしているのだ。そのため、背中の皮膚にはイボがあり、ザラザラしている。手足のつま先には吸盤があり、その吸盤によってこのカエルは木を速く登ることができる。

冬の間は丸太や落ち葉の下などで冬眠をする。冬眠中は体が凍結してしまうくらいの状態に置かれる。コープハイイロアマガエルは、かなりの低温の環境でも高い耐性を発揮するので、生活場所を北に移動したり、高度の高い場所でも生活をすることができる。

コープハイイロアマガエルは繁殖の時期以外は樹の上から地面に降りてくることはあまりない。繁殖は池の中で行なわれる。メスは池の中に卵を産み、オスはその卵に受精をする。メスは一年に一度しか産卵しないが、オスのほうは一夫多妻主義である。メスは一度に1000個以上の卵を産む。池の中に産卵された卵の塊は、10個ほどの卵の小さな塊に分散されて、池の中の植物などにくっつく。卵が孵化するのには一週間ほどかかる。約2ヶ月ほどでオタマジャクシは変態して小ガエルになる。

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