カエル動画図鑑


コロラドリバーヒキガエル




和名:コロラドリバーヒキガエル
学名:Bufo alvarius
英名:Colorado River Toad, Sonoran Desert Toad
分布:アメリカ合衆国(アリゾナ州、カリフォルニア州、ニューメキシコ州)
全長:18cm
えさ:クモ、カタツムリ、カブトムシ、バッタ、マウス、トカゲ

コロラドリバーヒキガエルは、アメリカ合衆国で最も大きなヒキガエルである。体色はオリーブ色がかった緑色や茶褐色。背中はなめらかでつややかな皮膚であり、イボで覆われている。腹部はクリーム色で、口の両脇には小さなイボがついている。また、目の後ろについている大きな耳腺が特徴的である。

主な生息地は砂漠などの乾燥した地域であるが、草原や森林地帯にもみられる。半水生のカエルであり、大きな河川の近くに住んでいる。また、大雨によって一時的にできた水たまりや、運河、かんがい用水路などで発見されることもある。ほかの砂漠で暮らすヒキガエルと同じように、コロラドリバーヒキガエルも夜行性である。夏の間は、ほかの動物が掘った穴の中で暮らす。コロラドリバーヒキガエルは、天敵などに襲われると、耳腺から白色の毒を分泌する。この毒が天敵の口の中に入ると、天敵の体を麻痺させたり、死に至らしめたりもする。アメリカ合衆国では、ペットの犬がこのカエルを口の中に入れて、犬が死亡することがよくおこるようだ。

繁殖の時期は五月から七月である。オスは繁殖に適した水場に集まると、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。メスは一度の産卵で8000個ほどの卵を産卵する。卵が孵化するのには2週間ほどかかる。オタマジャクシは一ヶ月もかからないうちに変態を終える。

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