カエル動画図鑑


ケープスナガエル


和名:ケープスナガエル
学名:Tomopterna delalandii
英名:Cape Sand Frog
分布:南アフリカ
全長:50mm
えさ:無脊椎動物

ケープスナガエルは頑丈な体のつくりをしている。外観と歩き方がヒキガエルに似ている。頭部は幅広く、大きな目を持つ。手足は比較的短く、手足の指先には吸盤はついていない。後ろ足には、地面に穴を掘るための固い突起がある。この突起はスコップの役割を果たす。また、足には水かきがついている。

生息地は砂の多い平地や、谷間などである。乾燥した土地に適応するような体のつくりになっている。後ろ足を使って穴を掘り、生活のほとんどを地下で過ごす。

繁殖は雨が降ると始まる。夜になると、オスは水深の浅い水溜りの中から鳴き声をあげる。数百メートル離れた場所からも、この鳴き声は聞こえるようだ。メスは一度の産卵で2000個以上の卵を産む。そして、この卵は嫌な臭いを発するともいわれている。卵は3日ほどで孵化してオタマジャクシになる。オタマジャクシは成長すると、44mmほどの長さになり、変態を終えるのには1ヶ月ほどの期間がかかる。卵から小ガエルになるまでの期間は他のカエルと比較すると非常に短いと言える。ケープスナガエルの場合、生息地の土地が乾燥しているために、繁殖地の水溜りの水が干上がってしまう前に、幼生は成長を終える必要がある。

ケープガエル ケララアカガエル



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