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カエルの種類
ブタゴエガエル
和名：ブタゴエガエル
学名：Rana grylio
英名：Pig Frog
分布：アメリカ合衆国
全長：１６ｃｍ
えさ：昆虫、ミミズ、カタツムリ、ザリガニ
ブタゴエガエルの見た目はウシガエルに似ている。吻はいくぶん狭く、尖っていて、後ろ足の水かきは完全に発達している。体色はオリーブ色から褐色であり、暗色の斑点がまだらについている。腹部は白色か黄色。目はとても大きく、目と目の間の間隔は狭い。雌雄には外観に違いがみられる。メスはオスよりも体のサイズが大きい。また、オスの鼓膜は目よりも大きいが、メスの鼓膜は目と同じくらいの大きさである。それと、オスは喉のあたりが黄色い。これらが雌雄の見た目の相違点である。
アメリカ合衆国の南東部に分布している。ブタゴエガエルが生息しているのは、小川や湖や池、沼地などである。完全に水生のカエルであり、昼間は水生植物の陰に隠れていることが多い。ブタゴエガエルはウシガエルと比較されることが多いが、鳴き声に注目してみると両者は明らかに違っている。ブタゴエガエルはその名前のとおり、豚の鳴き声のような声をあげる。
繁殖の時期になると、オスは群れをなしてメスをひきつけるために鳴き声をあげる。雨が降りそうな、湿度の高い天気の日がもっとも繁殖に適している。繁殖の時期は五月から八月までである。メスは一度の産卵で10000個ほどの卵を産卵する。卵は小さく、ビーズのような形をしている。産卵後、数日過ぎると、卵は孵化してオタマジャクシになる。オタマジャクシはとても大きくて１０センチほどの大きさになる。完全に変態を終えて小ガエルになるのには、１年以上かかるといわれている。
豆知識
ブタゴエガエルは人間によって食べられることがある。料理にする際には、カエルの足の肉が用いられる。
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