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カエルの種類
ブロンズガエル
和名:ブロンズガエル
学名:Rana clamitans
英名:Bronze Frog
分布:アメリカ合衆国、カナダ
全長:10cm
えさ:ナメクジ、カタツムリ、ザリガニ、クモ
体色は緑色や褐色、オリーブ色などである。ごくたまに青色の個体もいる。足には暗色の横帯が走る。繁殖の時期には、オスの喉の部分が黄色くなる。腹部は灰色や白色であり、暗色の斑点がついていることもある。ほかのアカガエル科のカエルと同じように、本種の皮膚もなめらかである。鼓膜はとても大きくて目立つ。目の後ろから背中にかけて、ひだが伸びている。(本種はウシガエルと似ているが、このひだがあることによって、ウシガエルとの見分けが可能になるだろう。)後ろ足は長く、水かきはよく発達している。
ブロンズガエルは、ゆったりとした流れの小川や湖、貯水池などを生息地にしている。昼夜を問わず活発なカエルだ。冬季には寒さをしのぐために冬眠もする。繁殖の時期以外は、群れをつくることなく単独で行動する。ブロンズガエルの主なエサは昆虫や無脊椎動物だが、小さなヘビやカエルなどの脊椎動物を食べることもある。口に入るものなら何でも食べるカエルである。
繁殖は春から夏に行われる。温度や地域の差が繁殖の時期に影響を与える。繁殖地には、沼や池などの水場が選ばれる。オスは縄張りをつくって、メスをひきつけるために鳴き声をあげる。メスは1000個以上の卵を産卵する。メスが産んだ卵の塊は、水面に漂ったり、水中に生えている植物にくっつけられる。卵は一週間ほどで孵化する。オタマジャクシが変態して小ガエルになるまでには3ヶ月以上かかる。多くのオタマジャクシは冬になる前に変態を終えるが、なかにはオタマジャクシのまま冬眠して、春になってから小ガエルに変態するオタマジャクシもいる。小ガエルになってから、完全に成体のサイズになるまでには数年かかる。寿命は長くて、10年ほど生きるカエルもいるようだ。
豆知識
ブロンズガエルの足の肉は人間によって食べられることがある。また、研究や教育の目的のために科学者によって実験材料として使用されることもある。
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