カエル動画図鑑


アマミアオガエル


和名:アマミアオガエル
学名:Rhacophorus viridis amamiensis
英名:Amami green tree frog
分布:日本
全長:77mm
えさ:昆虫、節足動物

体色は緑色や暗褐色。足の腿の裏面には黒褐色の斑点がついている。体色の変化はあまりなくて、緑色が薄くなったり濃くなったりするだけである。腹部は白っぽい色をしている。手足の先端には木登りをするための吸盤が備わっている。

アマミアオガエルは、沖縄県の奄美大島や徳之島に分布するカエルである。平野や山地の森林に生息している。観葉植物としても有名なクワズイモなどの葉っぱの上にいることが多い。

繁殖の時期は一月から五月である。メスは泡状の卵の巣を、水場の近くの草地や石の下などに産卵する。この泡の巣は10センチほどの大きさであり、オキナワアオガエルのそれよりも大きい。また、メスは地面に泡の巣を産み付ける場合がほとんどだが、樹上の木の枝に産み付けることもある。抱接の際は、メスは一匹のオスと抱接をするようだ。卵が孵化するとオタマジャクシになり、雨が降ると水場に流されていく。オタマジャクシは八月頃までには変態して小ガエルになる。

類似種


本種はオキナワアオガエルの亜種である。オキナワアオガエルとくらべると、サイズが大きく、皮膚に透明感が少ない。
ハロウェルアマガエルと似ているが、本種は吻の先端がとがっているところに違いがある。

豆知識


本種の学名、「Rhacophorus viridis amamiensis」は、“奄美の緑色のアオガエル”の意味である。

アイフィンガーガエル インドネシアキガエル



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