カエル動画図鑑


アカメアマガエル




和名:アカメアマガエル
学名:Agalychnis callidryas
英名:Red-eyed Leaf Frog
分布:メキシコ、ベネズエラ、パナマ、コスタリカ、コロンビア
全長:71mm
えさ:コオロギ、蛾、バッタ

アカメアマガエルは、赤い目がかなり目立つカエルである。写真家に愛されそうな、最も美しいカエルのひとつといえるだろう。熱帯雨林にいるカエルのシンボルともいえそうだ。体全体は、明るい緑色になっている。足の指はオレンジ色である。

アカメアマガエルは小川の近くの低地の熱帯雨林にいる。夜行性であり、昼間は樹の上の葉っぱの裏などにいる。足の裏に吸盤がついているので、樹の枝や幹などにもくっついていたりする。このカエルは夜行性であるために赤い目をしている。また、夜間に天敵に襲われた際に、アカメアマガエルはカッと目を見開いて、天敵を驚かせ、相手が驚いている間に逃げる。また、日中、樹の葉の裏で休んでいるときなどは、目はメッシュのような膜で覆われる。体色も緑色であり、樹の葉の色にそっくりなので、天敵に対するカモフラージュになる。しかし、このカエルは毒をもたないため、天敵に食べられることも多くあるようだ。また、えさを捕まえる際には、樹の葉の裏などに隠れていて昆虫などを待ち伏せし、捕食を行なう。あらゆる種類の無脊椎動物を食べるようである。

繁殖の時期は雨季の間だ。この時期は、アカメアマガエルはメスを求めて激しく鳴き声をあげ、また、ほかのオスとメスを争って格闘を続ける。抱接の最中、オスはメスの腹部のまわりにしがみつく。抱接には数時間かかることもあり、ときには一日以上におよぶこともある。メスは葉っぱの上に卵を産卵し、オスはその卵に受精をする。メスはあらかじめ、水場の上に張り出した葉っぱを産卵場所に選んでいるので、卵が孵化したあと、幼生は水の中にそのまま落ちるようになっている。水の中に入った幼生のオタマジャクシはそのまま成長して変態する。

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