カエル動画図鑑


アベコベガエル


和名:アベコベガエル
学名:Pseudis paradoxa
英名:Paradoxical Frog
分布:南米
全長:70mm
えさ:無脊椎動物

アベコベガエルの名前は、オタマジャクシと成体の体の長さの違いからつけられた。オタマジャクシのほうが親ガエルよりも、体が大きいのである。オタマジャクシの段階で、体の長さが20センチ以上になる。一方、成体のほうは6センチほどに過ぎない。オタマジャクシは成体の3倍の大きさがあるということだ。ふつうのカエルの成長のプロセスをたどることなく、「カエルがオタマジャクシになる」と考えられたために、アベコベであるとされたのである。アベコベガエルの外見上の特徴であるが、体色は緑色でオリーブ色の縞がある。頭部は体の大きさに較べると小さい。短くて丸い吻をもっている。

生息しているのは、トリニダード島やアマゾンなどの池や湖や沼地など。夜行性であり、生活のほとんど大半を水中で過ごしている。えさを見つけるのは水底である。小さなカエルなどを食べることもあるようだ。

繁殖の際は、オスは水面から顔を出して鳴き声をあげる。メスは卵を水生植物の間に産卵する。卵は泡の状態で、水場にある植物に付着する。その後、卵は孵化してオタマジャクシになる。



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